テキパキと物事をこなす人は、とてもカッコいいですよね。私も行動が早い人に憧れています。
しかし人には人それぞれのペースがあります。行動することもそうですが、たとえば話す速さも人それぞれです。
今回は話し方が遅いのを気にしていた私に、ある人がかけてくれた言葉が自分の支えになっているというお話しをさせていただきます。
短所だと思っていたことが、他人から見ると長所だった
私は発達障害(ASD・ADHD)を持っています。その他にも様々な精神疾患を持っていて、日々の様子をYouTubeチャンネルで自分の意見として話すことがあります。
そんな時自分の話し方を改めて映像で見ると、かなり話すのが遅いと感じます。
動画はずっと残るものなので、話す内容に気を付けながら話しているためか聞いているとかなり空白部分が多くなります。もちろん編集で間を詰めることはできるのですが、なるべくそのまま映像に出すようにしています。
私はこの話すスピードが遅いというのを、結構気にしていました。はきはきと早く話せる方がカッコいいと思っていたからです。
しかしある日SNSを通じていつも応援してくれている人に、こんなことを言ってもらいました。
「話すのが遅いところが、よく考えて話しているだなということが伝わってきてすごくいいよ」と。
それを聞いて最初は驚いてお世辞かと思ったのですが、本当にそう思ってくれているようでした。
自分にとっては短所だと思っていたところが、視点を変えると長所にもなるのだとこの時感じました。
意見を受け止める余裕
自分の姿を客観的に見ることは難しいです。だからこそ、人が言ってくれた意見を素直に受け止めることも大切だと思います。
私は今まで人に褒めてもらっても、どうせお世辞だろうとすぐに否定していました。しかし褒めてくれたのにすぐに否定するのは相手にとってかなり失礼な行為です。
そうやって自分の思い込みが強すぎると、人の意見を聞けなくなってしまいます。
もちろん意見に従うかどうかはよく考えてから決めた方がいいのですが、一旦自分の中に他の人の考えを素直に受け止める余裕を持っていた方がいいのではないかと思いました。
批判の受け止め方
逆に自分にとっていいと思っているものでも、他の人がいいと感じているかは謎です。
人の考えはわかりません。だからこそ他の人の意見や反応を見て自分の行動に反映していくことは大切です。
発達障害(自閉症スペクトラム)を持っていると、その人の反応からその人の感情を読み取るということが難しい場合が多々あります。
だからこそいい意見だけではなく反対の意見も参考にした方がいいと思っています。
反対の意見を参考にするときのコツは「誰が言っているか」に注目することです。
批判することはとても簡単です。だからこそ、自分にとってどうでもいい人が言っている批判の言葉は軽く受け止めてください。
逆に自分にとって本当に大事な人があなたを注意してきたら、重く受け止めた方がいいと思います。
まとめ
自分が短所だと思っていたことが長所だったり、その逆の現象が起こることもあったり人の反応は様々です。それなら自分が一番認めて欲しい相手や大切な人、尊敬する人の意見を聞いていくのがいいと思います。
どんな人にも好かれるのは無理です。わかっていても気になってしまう感情は私にももちろんありますが、最近は大事な人にわかってもらえていたらそれでいいと少しずつですが思えるようになってきました。