統合失調症の私には現在抱えている問題があります。
それは、意欲はあるのに睡眠時間と活動時間のバランスが上手にとれず、やりたいことが思う様にできないことです。
今回は体調とやりたいことの折り合いをどうつけるかについて考えてみました。
やりたいことをするためには睡眠が大切
私が昼間に気持ちよく活動するには、夜の睡眠時間が大きく影響しています。
睡眠と活動は切っても切れない関係です。
睡眠が乱れると意欲がなくなったり、昼間に寝てしまったりして活動時間が短くなり、やりたいことを存分にできません。
意欲を保った上で、適切な睡眠時間で長く活動できるのが理想です。
私は睡眠に波があり、夜に眠れなくなる時期と、逆に一日眠りすぎてしまう時期を繰り返しているので、特に睡眠には気をつかっています。
質の良い睡眠をとれた日は朝から調子良く活動できて、嬉しくなります。
しかし、そんな日は年に数回です。
夜だけじゃ補えない?昼寝で睡眠時間をカバー
安定しない睡眠をどう補っているのかというと、昼寝でカバーしています。
あくまで私の場合ですが、薬の影響もあるのか、体調が良いと感じる睡眠時間が他の人より長いです。(8~10時間)
夜だけでなく、昼寝をしないと怠さが抜けません。
夜に眠れなくなる時期も、昼寝で睡眠時間を補ってなんとか活動しています。
安定しない睡眠時間を、昼寝でカバーして元気を保っているので、昼寝の分だけ昼間の活動時間が短くなります。
やりたいことがあっても、昼間存分に活動できないのがジレンマです。
一見すると怠けているように見られてしまう昼寝ですが、私にとっては自分の体調を保つためのかかせない時間なのです。
折り合いをつけるにはどうしたらいい?私なりの考え
贅沢な悩みかもしれませんが、私は安定しない睡眠を昼寝で補っている分、健常者のように昼間存分に活動するキャパシティがありません。
それでも、自分の生活スタイルに合わせた形で、やりたいこと、やるべきことを最低限こなしてきました。
その中で感じた、折り合いをつける為のポイントについてお話します。
1. 睡眠をおろそかにしない
先ほどから述べている通り、睡眠と活動は密接に関係しています。
やりたいことがあるからといって、睡眠をおろそかにしてはいけません。
質の良い睡眠が明日の活動の源です。
意欲が沸かない、疲れが取れない時は、まず、睡眠の質を上げる努力をしてみるのをお勧めします。
その上でどうしても眠れない時は、昼寝も睡眠時間の内と考えて、一日トータルで睡眠がとれていたらOKとします。
無理に睡眠時間を短くしたり、我慢すると反動が出るので辞めましょう。
2. 長い時間をかけてコツコツ積み重ねるイメージでやってみる
やりたいことをやりきれない、そんな気持ちになると悲しいものです。
そういう時は一気にやりたいことを全てこなすイメージを持つよりも、コツコツ積み重ねてこなすイメージを持つと良いです。
長い時間をかけて少しずつこなしていけば、一日でやりきれなくても問題ありません。
まずは、ここまでという目標を決め、長期的な視野に立って考えると良いでしょう。
3. 健常者と比べない
一番大事なのは、人と比べないことです。
私も他人と比べて、「自分なんてダメだ」と一喜一憂することがあります。
しかし、他人はやりたいことを全てを完璧にこなしているのでしょうか?
皆できることを一生懸命やっているだけではないでしょうか。
自分なりの生き方、生活スタイルの中で、自分のできることを一個づつこなしていくのは同じです。
何の為の活動なのかを考え、他の人と同じようにではなく、自分らしくいる為という風に考えられたら、気持ちが落ち着くかもしれません。
やりたいことと体調の折り合いをつけるには、「自分なりの生活」を基準にするのが大切です。
生活の質を向上させるために
精神的な病気を抱えていると、やりたいけれど、できるかな?と尻込みすることがあるでしょう。
病気がある程度よくなっているからこそ、意欲が沸いているのだと思います。
それは、よくなっている証です。
自分のキャパシティがどれくらいなのかを知るためにも、挑戦するのは大事です。
まずは、やりたいと思った気持ちを大切に一歩踏み出す。
トライ&エラーを繰り返す中で、自分なりの折り合いのつけ方を見つけていきましょう。
折り合いをつけるのは難しいことですが、生活の質はこうした試行錯誤の中で上がっていくものだと思います。
私もまだ最適解は見つかっていませんが、焦らず腐らず自分らしく生活していくために、体調とやりたいことの折り合いを上手につけられたらと思います。