私は統合失調症・てんかん・甲状腺機能低下症を持ちながら、不妊治療を通して子供を授かりました。現在は、毎日大変ながらも楽しく、育児や仕事や家事に追われる日々です。
現在子どもは1歳になりましたが、0歳児育児を通して大変お世話になった福祉サポートをご紹介したいと思います。
一方で、市町村や年度によって福祉サポートの内容が異なります。そのような理由から私は、妊娠中期(安定期)頃に様々な福祉サポートについて調べていました。
訪問看護|母親の心身のサポートに
私が今でもお世話になっている福祉サポートが、訪問看護です。訪問看護を利用し始めた理由は、産後頼りにしようとしていた母が指定難病で長期入院したためです。また、産後の統合失調症の再発だけは避けたかったためでもあります。
母が長期入院した時期が、私の妊娠後期あたりでしたので、出産する大学病院で助産師さんに相談し、訪問看護さんへ繋げていただきました。
現在でも訪問看護を活用しています。体調が不安な時には、電話で相談に乗ってもらったり、普段の訪問では体調のチェックをしてもらっています。
ちなみに「訪問看護とは、看護師がお宅に訪問して、その方の病気や障がいに応じた看護を行うことです。健康状態の悪化防止や、回復に向けてお手伝い(訪問看護とは(一般の方向け)より引用)」をする福祉サービスです。
ファミリーサポート|幅広いニーズに対応可能も
一方、訪問看護は私の体調面のサポートのみで、基本的には育児のお手伝いはできません。また、訪問介護を利用するほどではなかったので、私は不定期利用できるファミリーサポートの登録をしました。
ファミリーサポートセンターとは「子供の送迎や預かりなど、子育ての『援助を受けたい人(依頼会員)』と『援助を行いたい人(提供会員)』が、地域で相互援助を行う仕組みです。(ファミリー・サポート・センター事業 東京都福祉局より引用)」
私の住んでいる地域では、ファミサポを利用する前後に社会福祉協議会へ報告はいるものの、ファミサポさんと直接やりとりができるため、一時的に子どもを預ける時に大変助かりました。
保育園と異なり、お互い同意のもとであれば、ファミサポさんはかなり幅広く子どもを見ていただけます。言うなればファミサポさんは「よく面倒を見てくれるご近所の方」という印象に近いかもしれません。
今でも、ファミサポさんと連絡を取り合い、時々子どもの写真も送っています。また今度、子どもとファミサポさんのご自宅を訪問しようと思っています。
認可外保育園の一時保育|リフレッシュしたい時に
認可外保育園の一時保育を利用して、生後4ヶ月から子どもを数回預けました。なぜなら私の地域の認可保育園では、一時保育の利用は1歳を過ぎてからと決まっているためです。それでも、早くから一時保育を利用した理由は、統合失調症の再発を防ぐために自分の時間を確保したかったからです。
認可保育と認可外保育だと、サービス内容に結構違いがありますので、どちらも調べておくのは良いかもしれません。私のように多数の持病がある方にとって、0歳の間も何かと頼りがあるのは良いことだと思っています。使わなかったとしても、調べるだけ調べて安心材料にしても良いですね。
保健センターの遊び広場|子育ての第二の家に
私が最も利用したのは、平日と土曜に開いている保健センターの遊び広場かもしれません。多くの地域で、保健センター等の公共施設で室内に遊び広場を設けているのではないでしょうか。
基本的には生後何ヶ月からでも利用できるかと思うので、私は1ヶ月検診を終えた後くらいから、子どもと保健センターに遊びに行っていました。特に生後4ヶ月くらいまでは、ほぼ毎日言っていたかもしれません。保育園に行っている今でも、土曜日に遊びに行くことがあります。
私にとっては、一人で家で子どもと向き合うより、大勢がいる中で子どもと遊ぶ方が、なぜか安心したのです。親子にとっての第二の家をいくつか確保しておくのも、おすすめです。
子育ては頼ってなんぼ〜親がご機嫌で子のご機嫌〜
私は早くから様々な福祉サービスを活用し、何度か子どもをファミサポさんや一時保育で預けました。当時も罪悪感がなかったというと嘘になりますが、それでも現在自分の子どもが楽しそうに保育園に行く姿や、可愛がられている姿を見ると「これも間違いではなかったのかな」と思う時があります。
福祉サポートに頼ることが苦手な方もいるかもしれません。私も、調べた上で使わなかったサービスも結構ありますが、上記のようなサポートとあらかじめ連携をとっていると何かと安心ですよ。
使わなかったらその自分を褒めてあげても良いですよね。妊娠出産を迎えられる方々にとって、少しでも参考になればと思い、福祉サポートをご紹介させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。