相手を受け入れるということ

色とりどりの駒がハートの形に並んでいる。「相手を受け入れる」というテーマを表現したイメージ。

「ひとりひとり違って、みんないい」
そんな言葉が少しづつ浸透し始めていると思います。

とはいっても、長い間「これが正解」「このやり方がいい」など、「よいと言われること」がある程度決められている世の中だったので、すぐに変化するのは難しいのかもしれません。

それでも、フラットなコミュニケーションを取りやすい世の中にはなってきています。そのためには「相手を受け入れる」ということが大切なのかなと感じるようになりました。

自分の正義を緩めてみたら、生きやすくなった

私自身、リウマチになってから心の変化がたくさんありました。

リウマチになるまでは、
「ゴミは出しちゃだめ(=他人に対して、ゴミを出すな)」
「添加物はよくない(=添加物の入ったものを販売するな!)」
など、自分がよいと思うことが正義で、その反対は悪のように思っていました。

周りの人にはよく、「無理しなくていいよ」とか、「添加物の入った食べ物もたまには大丈夫」など言われましたが、内心「何を言ってるんだ!だから世の中よくならないんだ!」と憤慨していました。

今思えば、「そんなにムキにならなくて大丈夫だよ」と思うのですが、当時は必死だったのでそんな言葉も突き返していました。

そんな私も、リウマチになってから使い捨てのものにお世話になることも増えて、以前よりゴミが増えました。添加物が入った食品も、いつもではありませんがいただきます。

思うように動けないとき、とてもありがたいと思います。

使い捨ての商品にお世話になるには、これまで培った自分の頑固さを緩める必要がありましたが、頑固でなくなった分、気持ちがずいぶん楽になりました。

そんな自分を受け入れることができて、今度は、いろんな状況にある他人のことも少しは考えられるようになりました。

広い花畑の中に立ってこちらを見つめる一匹の鹿。「相手を受け入れる」というテーマを象徴する風景。

障害に関係なく、感情のコントロールは難しい

日々、自分以外の人とコミュニケーションをとっていると、「なんでそんな態度なんだろう?」「なんでそんなことを言うんだろう?」と思うようなこともあります。

これまでだったら「感じ悪いなぁ」「おかしいなぁ」と思っていましたが、最近では、「そんな状態の時もあるよね〜」と思うことが増えました。

世の中みんな、性格に関係なく、本当にいろいろな状態のときがあります。

不安なとき、疲れているとき、しんどいとき、イライラしているとき…そんなときには、相手に対して気持ちよく接するのが難しいこともあります。

それは、障害を持っていようがなかろうが、世の中すべての人に共通していることです。

だからといって、相手に八つ当たりしてよいわけでもなく、嫌な気持ちにさせる必要はありませんが、自分でコントロールするのが難しいこともあると思います。

そんなときはゆっくり休めば落ち着くと思いますが、そうすることが難しい場面や状態のときもありますよね。

ただ違うだけ、それだけのこと

感情以外にも、自分がよいと思っているものが他人と違う場合もあります。先ほどの添加物についてもそうですが、人それぞれによいと思うもの、好みのもの、嫌いなものなど、違って当然です。

ただ違うだけなんです。

なので、わざわざ「私が思っている方が正しい」とか、「こっちの方がかっこいい」とか決める必要はないんですよね。

でも、世の中、「この考えが正しい」「あのやり方はおかしい」など、議論になる場面が多いかもしれません。

団体で動く関係上、意見を擦り合わせる必要はあるかもしれませんが、そのためにわざわざ相手を否定する必要はないと思うようになりました。

「私はこう思います。なるほど〜あなたはそう思うんですね。」それで十分だと思います。

そのうえで、そのときの状況に合わせてどうするのが最適なのか、フラットに一緒に考えればいいだけなんだろうなと思うようになりました。

わざわざ優劣をつけるから、余計な感情がでてきたり嫌な思いをしたりするのでしょう。

仮に相手が言っていることや相手の態度がおかしいなぁと思ったとしても、そういう部分は実は自分にもある場合が多く、そんな自分を受け入れればよいのかなと思います。

よく、「相手は自分の鏡」だといいます。

相手の嫌な部分も実は自分にもあって、自分のそんなところも、「まぁ、あるよね〜」と受け入れれば、相手の嫌なところも気にならなくなってきます。

最初はなかなか難しいかもしれませんが、だんだん慣れてくると、嫌だと思うことが少なくなるというか、気になることが減ってくるように思います。

そうすると、結果的に自分が楽になります。楽になれば頑固になる必要もなく、他人ともフラットにコミュニケーションをとりやすくなります。

多様な色のシルエットで表現された人々の群れ。「相手を受け入れる」というテーマを象徴するイメージ。

フラットなコミュニケーションを楽しむ

良い悪いの判断で「あれが正解」「これが正しい」「こっちの方が素敵」とやっているとコミュニケーションが取れませんが、「あの人の意見」「この人の意見」「私の意見」と見ると、色々な意見があり、自分にはなかった考え方で広がりが出てくるので面白いと思います。

そうなると、コミュニケーション自体も面白く、相手も自分も尊重し、フラットにコミュニケーションを取れるのではないでしょうか。

同じく、立場だけで「誰が偉い」というのも無いと思います。権力を持っている人、持っていない人、色々な立場の人がいますが、権力とコミュニケーションは別物です。

障害を持っている人と持っていない人も同じです。障害を持っているのと、それぞれの意見やコミュニケーションは別物です。

どんな立場の人でも、相手という人を受け入れて、フラットにコミュニケーションを取れる世の中になれば、色々な物事が気持ちよく進むだろうなと思います。

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ABOUT ME
さらな
40代の2児の母。2021年にリウマチを発症し、生活が激変したことで色々なことを学び中。 子育ての傍ら、ライター、ブロガーとして活動している。好きなことは文章を読む、文章をまとめる、綺麗な画像を見る、美味しいものを食べる、旅行。