精神障害があってもフリーランスとして働きたいあなたに向けてのアドバイス3つ

白いレンガの壁の前で床に座り、ノートパソコンで作業する女性。横には積み重ねられた本とコーヒーカップが置かれている。

精神障害があって会社員として勤めることが難しく、在宅でできるフリーランスという働き方に憧れを持つ人も多いでしょう。

しかし精神状態に波があると、思っていたように安定して収入が得られないかもしれませんよね。また、ひとりきりで仕事をするため自己管理能力が問われることも。

そこでフリーランス歴20ウン年のわたしから、フリーランスで働きたい精神障害者のあなたに向けて、僭越ながらアドバイスをさせていただきます!

あくまで自分自身の体験や経験に基づいているだけの、明確な根拠等はないアドバイスなのですが、どなたかが仕事をされるうえでのヒントになれば嬉しいです。

①太陽の光を浴びよう

夕日を背にして川沿いの丘の上に立ち、遠くを眺める女性。金色に輝く髪が風になびいている。

フリーランスになると多くの人が昼夜逆転生活になったり、お昼ごろまで寝てしまっていたりする印象があります。

特に精神障害を持っていると、朝起きることがたいへん苦痛になるでしょう。

フリーランスだと会社員のように定時出社する必要はありませんが、きちんと朝に起きることをおすすめします。

朝起きたらまずは太陽の光を浴びましょう。体内時計がリセットされ、脳内でセロトニンが分泌されることによって気分も安定します。

早朝ウオーキングなどができればベストですが、心身がつらいのに無理をしても続きません。

カーテンを開けて(できればベランダに出て)、日光を浴びるだけでも十分です。

②過集中には気をつけよう

デスクの上に置かれたノートパソコンの画面には写真編集ソフトが開かれている。周囲にはノート、ペン、本などが並び、落ち着いた雰囲気のホームオフィスが広がっている。

精神障害を抱えていると、フリーランスの仕事を「つい頑張りすぎてしまう」パターンに陥ることがままあります。

仕事に没頭しすぎて、いわゆる過集中の状態になってしまうのですね。過集中になりやすいのは精神障害者だけではなく、発達障害の人にも同じことがいえます。

過集中になるとせっかく朝早く起きて体内時計を整えたのに、そのまま真夜中や翌朝まで仕事を続けてしまうようなこともあり、生活リズムが乱れてしまいかねません。

そんなことではストレスや疲労がどんどん溜まってしまって、しまいには倒れてしまいます。そうなると自己管理ができているとはとてもいえない状態です。

フリーランスの仕事をするうえで、きっちりと自己管理をすることは最も重要な事柄だといっても過言ではありません。

「〇時から仕事を始め、〇時には終える」などと決めて、生活リズムが整うように努めてみてくださいね。

③自分を追い詰めずマイペースに

ふわふわの白いラグの上で寝転がり、小さな白い犬を抱きながら眠る女性。リラックスした雰囲気が漂う。

SNSを見ていると「在宅ワークの副業だけで月収100万円以上!」みたいなアカウントが溢れるほどありますが、あれらはすべて情報商材を売りつけるための詐欺まがいアカウントです。

フリーランスの仕事はそんなに甘くなく、普通の人は会社員のお給料ほどには稼げないでしょう。それで当たり前なのです。

精神障害を持っているにもかかわらず、働こうという意思があるだけでも凄いこと!自分で自分を認めて、褒めてあげてください。

行き詰まったら、気分転換にカフェに出かけてそこで作業をしてもいいですし、好きなBGMを流しながら仕事をしてもかまいません。

もっと行き詰まったとしたら、思い切ってソファに寝そべってゴロゴロしちゃいましょう(笑)。これぞ、ひとりで働くフリーランスの醍醐味です。

フリーランスは楽ではないけど、続けることが大切

フリーランスは楽に稼げる仕事ではないですし、ある程度のスキルや根気も必要です。

一度やってみようと決めたなら、すぐに投げ出してしまわずになんとか続けてみましょう。

ひとりでする仕事とはいえクライアントがいるので、コミュニケーション能力や営業力もぐんぐん磨かれていきますよ。

続けているうちに「フリーランスの働き方って、精神障害者の自分にも合っているかも」と実感できる日がくるかもしれませんね!

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ABOUT ME
猫とお酒と夫が大好きなフリーライター。自死遺児でPTSDがあり、統合失調症の元当事者。過去には精神障害者手帳2級で長い間ドン底生活を味わったが、優しくて愛にあふれた夫に救われて寛解。かわいい保護猫たちにかこまれ、仕事の他にも地域猫ボランティア活動などをしながら楽しくゆったりと暮らしている。