いい人になろうとするのは無駄じゃない

ピンクのチューリップとハート型の飾り。ブログ「いい人になろうとするのは無駄じゃない」に関連する画像。

いい人というのは言い換えると「都合がいい人」なんて言葉が一時期流行りました。
このようにいい人でいると、損をしてしまう風潮が今の世の中にはあります。しかし本当にそうでしょうか。今回は私の持論ですが、いい人になろうとするのは決して無駄じゃないというお話しをさせてください。

年を重ねて気づく「いい人」の価値

いい人は損をするという風潮が世の中に蔓延している気がします。そもそもいい人というのはどういう人のことを言うのでしょうか。

私の印象では困っている人がいたら自分がやらなくてもいいことでもやってしまったり、自分を犠牲にして頑張ってしまう人のイメージがあります。
精神疾患にかかってしまう人の多くはこの「いい人」に当てはまってしまうのではないでしょうか。

精神疾患にかかると余裕がまったく無くなってしまいます。

そしてみんな自分の中の優しさをマイナスに捉えてしまうようになります。私も例外なく自分の中の真面目さや親切な気持ちがあるから人生がうまくいかないんだと、マイナスに捉えてしまっていました。

しかし年を取るにつれて、また違った考えが浮かんできます。
いい人が損をする。しかしそれで終わるほど世の中は単純でもないと思うようになったのです。

自分の利益だけを最優先に考えて、周りから奪い取る行為を起こす人のそばにいるのは、自分が奪われる側になる可能性が高くなります。相手だけが得をする関係は長続きしません。自分の得を第一に優先する人は、その瞬間はその人が一番得をしているように見えるかもしれません。
しかし人は群れをなす生き物です。自分の利益だけを優先すると、必ず周りにしわ寄せがいきます。

ピンク色のハート型の石鹸とラベンダーの花。ブログ「いい人になろうとするのは無駄じゃない」に関連する画像。

譲り合うことで物事がスムーズに動く

例えば狭い通路で人と鉢合わせたとき、お互い自分だけが先に行こうとすると必ずぶつかります。そこで優しい人がスッと道を譲ることで衝突を避けられます。
譲った側が損をしたと思うより「ぶつからなくてよかった」と思えたらそれは自分のためになります。

そしてそうやって行動しているあなたを周りの人は意外と見ています。
大切な場面で我先にと衝突しようとする人と、ちょっと引いて道を譲る人とではどちらの人に声をかけたいでしょうか。

きれいごとが一周回って大切

きれいごとを言っていると思われますが、信用は大事です。
むしろ自分が賢くないと思うからこそ、人から信用されることの重要性に気が付きます。他の人を出し抜けるほど賢くないから「いい人」になっている。無理に悪い人になろうとしなくていいと言いたいです。なれないからです。

その代わりと言ってはなんですが、付き合う人はよく見てから決めるようにしています。
その人自身の発言や言動に違和感を感じたら、なるべく距離を保つようにします。周りの人が「あの人いい人だよ」と言っていても、自分が違和感を感じるなら自分の感覚を信じていいと思います。感覚は素直です。

嫌な感じがする人のそばにいることは自分をいじめていることにつながります。せっかく優しい人を目指すのなら、自分にも優しい人になってあげるのが一番いいと思います。

【まとめ】ストレスを溜めない程度に

最近はどんな手を使ってでも得をすればいいと、目先のことに一生懸命になっている人が多いように感じます。しかしそんな世の中だからこそ、いい人の価値が上がると思います。
少なくとも私は周りに誠実でいたいし、同時に自分にもいい人でいたいです。しかしそれでストレスが溜まってしまうのなら、無理はしなくていいと思います。

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ABOUT ME
1987年生まれ。発達障害(ASD)小さい頃から絵や文章を作ることが好きで、現在はwebライターとして働いている。趣味は神社仏閣散策、写真撮影、書道。夢は日本中の温泉地を旅すること。