HSPで愛着障害持ちの私が仕事とプライベートを分けるための考え方の工夫

夜空の下で光り輝く二匹のドラゴンの像。HSPで愛着障害を持つ人が仕事とプライベートを分けるための考え方の工夫を象徴しています。

私は幼少期から「他人によく思われたい」願望や、「他人に嫌われるのが怖い」という恐怖が強かったので、今でも他人の意見や考えを優先しがちだ。今回は仕事をプライベートに持ち込むことの弊害や、私自身の考え方などをお話ししていこう。

はじめに

私は幼少期から「他人によく思われたい」という願望や「他人に嫌われるのが怖い」という恐怖が強かったので、今でも他人の意見や考えを優先しがちだ。

いわゆる他人軸という考え方であり、他人には無害に映るかもしれないが、個人的には「ただの、ええカッコしいだよなぁ」とも感じている。

ただし、私の「ええカッコしい」は病的なレベルなので、毎回自分の首を絞めてしまう。過去には「ええカッコしい」ゆえに、仕事をプライベートに持ち込んで体調を崩してしまったこともあった。この背景には、私自身のHSP気質や愛着障害も関係しているのかもしれない。

そこで、今回は仕事をプライベートに持ち込むことの弊害や、私自身の考え方などをお話ししていこう。

仕事とプライベートを混同して起きた弊害

宅配便の配達をしていたとき、冗談ではなく毎日仕事の夢を見ていた。

おそらく、センター長から「もっと早く荷物を配達してほしい」と言われて焦った時期からだと思う。また、「仕事が遅い月尾さんのことをよく思っていない人も多い」という話を職場の方から聞いて落ち込んだ覚えもある。

そこで、周囲にコツを尋ねたり、家でも本やネットで仕事の効率化を調べたりして早く行動できるようにできる限りのことをした。職場のためというよりかは、職場の人に嫌われるのが怖かったからだ。

その甲斐あって最終的には、「以前よりも配達スピードが速くなったね」と皆から言われるようになったし、周囲との関係もよくなった。

とはいえ、毎日仕事の夢を見る状態では気が休まる暇もない。結局、メンタル面で不調を来してしまい、その仕事を長くは続けられなかった。

仕事の夢は退職した途端にパタリと見なくなったので、自分が思っている以上にストレスだったのかもしれないが、私は自身が追い込まれるよりも嫌われることの方が怖かった。

仕事とプライベートを分けるためにしていること

HSPで愛着障害持ちの私が仕事とプライベートを分けるための考え方の工夫

先程は「ええカッコしい」とライトに表現したが、仕事とプライベートを混同してしまう根底には愛着障害やHSP気質が関係している気もするので個人的にはすごくしんどい。

フリーランスのライター時代も、ライティング依頼や修正依頼が来ると時間を問わずに返信したり作業に取り掛かったりして体調を崩したので、当時はどのような働き方なら自分に合うのか全くわからなかった。

だが、障害者雇用で会社員として働くようになってからはストレスが減った気もする。

会社員はフリーランスと異なり勤務時間が決まっているので、オンとオフの区切りがつけやすい。さらに、入社後に印象的だったのは上司に「退勤後は速やかにパソコンを閉じて情報をシャットアウトしてください」と言われたことだ。

個人的にすごくありがたい配慮だと感じたので、それ以降は退勤後に業務用のチャットやメールへログインしないようにしている。緊急時にはプライベート用のアドレスに連絡が来るだろうし、その点は早くに割り切ることができた。

反対にプライベート環境が仕事環境に影響することもあるのでその対策もしている。

たとえば、私の家の構造上周囲の音が響きやすいため、気が散ることも多い。最近までイヤーマフで対応していたが、長時間使うと頭や耳が痛くなるというデメリットがあった。

そこで、ノイズキャンセリング付きのワイヤレスイヤホンを購入した。「ノイズキャンセリング機能が優秀」という口コミが多かったので購入したら、予想以上に性能がよくて驚いている。スマホと接続さえすれば音楽停止状態でも使用できるのでおすすめだ。

聴覚過敏の人や気が散りやすい人のためにも一応ご紹介しておくと、BOSEの「QuietComfort Ultra Earbuds」という型番だ。必ずしもこれを買う必要はないが、私自身イヤーマフやイヤホンを購入するときに迷ったので、悩まれている方は参考にしていただきたい。

自分に期待しないことも大切

屋外に設置されたドラゴンの彫像。HSPで愛着障害を持つ人が仕事とプライベートを分けるための考え方の工夫を象徴しています。

他人軸で生きがちな私にも、1つだけ割り切れていることがある。私は自分を過大評価しないようにしているので、「仕事で替えのきかない人材になりたい」とは思っていない。「結局、みんな誰かの代わり」というのが個人的な考えだからだ。

それに、「誰かよりも優れていないといけない」と頑張ることのデメリットは、目標が常に変動してしまうことだ。

他人が変わるたびに、他人に合わせて自分のスキルを変えなければいけないと、焦燥感や劣等感に押しつぶされそうになってしまう。私は目標を持つのならば他人と関係なく達成できるもの(資格取得や自己研鑽など固定できるもの)に設定したい。

その方が他人と競争しなくてすむし、私の場合は精神的に安定するというのが理由だ。

私も他人の顔色を伺ってしまったり言われたことに一喜一憂したりする方が多いので、まだまだ自分軸では生きられていないが、この考え方はプライベートと仕事を分けるのに役立っている。

「辰年だから龍のように堂々と振る舞いたい! 」という大きな目標は立てられないが、少しだけでも「ええカッコしい」を辞めて、来年の巳年には蛇のように新しい自分へと脱皮できればいいな、と思う。

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ABOUT ME
月尾 いる
愛着障害持ちのASD。愛着障害ゆえ にHSPのような症状が出ることも。Twitter小説大賞、三木露風賞などの受賞経験有り。スピッツが大好き。