ADHDの方が苦手とする「金銭管理」のコツを紹介します

ガラスのカップに入った硬貨とその中から芽を出している植物。ADHDの方に向けた金銭管理のコツに関する記事。

昨今の経済状況の煽りを受けて、現在は節約に努める方が増えてきたように思えます。しかし、なかには無駄遣いが習慣になっていて、「なかなか貯金できない…」と悩んでいる方も珍しくありません。特にADHDの方はお金の管理が苦手な傾向にあるので注意が必要です。

ADHDの方が苦手とする「金銭管理」の難しさとは?

「金銭管理はADHDの方にとって非常に難しい作業のひとつ」といわれています。なぜなら、毎月一定額を貯金するには以下のような能力が必要になるからです。

【金銭管理で必要になる大事な能力】

  • 自己コントロール力
  • 家計全体を把握する力

ー 自己コントロール能力

ADHDの特徴のひとつに「衝動性」が挙げられます。衝動性傾向が強い方の場合、「気に入ったものがあればすぐに購入する」「買いたい気持ちを我慢できない」など、自分が満足するまで買い物を続けることが少なくありません。浪費グセが治らないため、なかなか貯金できないのも納得といえます。

ー 家計全体を把握する力

ADHDの方は「一点しか見えなくなる」傾向にあり、物事全体を俯瞰してみる力がやや不足しています。家計簿をつけたとしても、1日単位や1つの項目のみでしか考えられず、結果的に予算オーバーしてしまうことが多くあります。「月末になるといつも資金が不足する」などと悩む方も多くいらっしゃるため、なるべく視野が狭くならないよう、注意する必要があるといえるでしょう。

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家計管理をする際に押さえておくべきポイント

私は主に以下のポイントを意識しながら家計管理をしています。

【家計管理のポイント】

  • 食料品の買い物は満腹のときにする
  • 現金での支払いを控える
  • 自分の価値観に合うものだけ購入する

ADHD以外の方にもお役立ていただけると思うので、ぜひ参考にしてみてください。

ー 食料品の買い物は満腹のときにする

節約をする際、変動費のひとつである「食費」から削る方も多いのではないでしょうか。食費は削れる要素が多くあり、なかには「余計なお菓子を買わないでいたら1万円もの節約が叶った」というケースも珍しくありません。また、外食の回数を減らすほか、食料品の買い物をするタイミングを見直すことも重要といえます。

食料品の買い物をする際は、空腹時を避けることをおすすめします。お腹が空いている状態で買い物をしてしまうと、「おいしそうなお肉が売ってる!たまには贅沢して買っちゃおうかな?」といった「無駄遣い思考」が頭の中にたくさん浮かんでくるようになるためです。

一方、買い物の前に食事を済ませておけば、節約の敵であるお菓子やインスタント食品の購入意欲が減るようになります。「本当に必要なもの」だけを買って帰ることができるので、『無駄遣いを減らそう』と考えている方は、ランチやディナーの後などに商品を選ぶようにすると良いでしょう。

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ー 現金での支払いを控える

キャッシュレス決済で買い物を済ますのもひとつの手です。現在使っている口座を家計簿アプリと連携させることによって、赤字・黒字の把握が簡単に叶います。また、現金と同じように使えるポイントも付与されることがほとんどなので、キャッシュレス決済を体験していない方は一度試してみると良いでしょう。

ー 自分の価値観に合うものだけ購入する

家計管理をするうえで、「自身の価値観を可視化させること」は非常に重要な意味を持っています。世の中には数億円単位の資産を持っている方が大勢いらっしゃいます。しかし、自分の思うままにお金を使うような方であれば、いつかきっと破産することになってしまうでしょう。

「自分にとって必要なもの・大事なコト」「持っていなくても問題ないもの・やる必要性を感じないコト」が整理されていれば、比較的少ない収入であっても幸福感を得ることができます。たとえば僕の場合、以下のように分類しています。

【自分にとって必要なもの・コト】

  • 仕事で使うガジェット
  • 書籍や映画
  • 新しい体験を得ることができる旅行
  • 大切な人と一緒に取る食事

【持っていなくても問題ないもの・やる必要性を感じないコト】

  • ブランド品全般
  • 新車
  • 新築の一戸建て
  • 高級クラブでの豪遊
  • 物に溢れた生活

もちろん、自身の価値観は人によってそれぞれ異なります。大切なのは「自分にとって満足できるお金の使い方を知り実践する」ことです。「無駄遣いしたくない」と考えている方は、まずは一度自分の価値観を明確にすることから始めてみてはいかがでしょうか。

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まとめ

人は「物よりも経験にお金を使った方が幸せになれる」といわれています。僕自身、これまで行ったことのない土地で得られた気づきや学び、現地の人との思い出は、何者にも代え難いものだと思っています。普段は節約に努めつつ、自分にとって価値のあるもの・コトにお金を使うようにするのが家計管理の重要なポイントだといえるでしょう。

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ABOUT ME
ハル
3回の転職経験を持つADHD(診断済み) メンタル弱めのゆとり世代。電話対応が壊滅的で、新卒で入社した会社を3ヶ月でクビになる。その後、営業職、コンビニ経営を経て、今は編集の仕事と産業心理カウンセラーの仕事をしています。 ※長時間残業とパワハラにより、2年前に適応障害の診断を受けた経験有り