発達障害ASDで過集中&疲弊の繰り返し。緩和させた方法とは?

頭の中がフル回転している様子を表したイラスト。

みなさんこんにちは。西出さやかです。
私の職業はデザイナー、画家です。発達障害でASD(自閉スペクトラム症)の特性があり、発達障害でADHD(注意欠如・多動症)の特性のある夫と一緒に仕事をしています。

ここでは、凸凹な私たち二人が一緒に働く上での試行錯誤の日々をコラムでお届けします。

※発達障害全ての方に当てはまるわけではありません。私たちの経験からの記事ですので、参考までにご一読ください。

集中しすぎて…

後輩のヒカルくん(ADHD)と一緒に仕事をする上で、私は主にデザインやイラストを担当しており、ヒカルくんはアイデア出しやライター業を担当しています。

ASDの私は仕事で過集中してしまい、極度に疲れることも….
今回は先輩の私視点で仕事方法を語ります。

●後輩視点● 集中力が続かない!発達障害ADHDの後輩が作り出したマイルール

ASDの子供とADHDの子供がそれぞれ絵を描いたり文字を書いたりしているイラスト。

私の得意なことは集中して一つの作業をこなすこと。

しかし頭はいつもフル回転していて気が休まるときがないのが悩みの種。基本的には「あれもやらなきゃ、これもやらなきゃ…」と焦ってしまう毎日を過ごしています。

それに集中すると周りの音や変化に気づかず、電話を取るのもストレスになってしまったり、話しかけられても無表情で受け答えしてしまったりと、同じ仕事をするメンバーに心配されたこともあります。

一方で後輩は、瞬時に笑顔で受け答えできたり、頭の切り替えがとても速く、私はうらやましく思っています。

「あんな風に明るい対応ができたら、もっとうまくコミュニケーションを取れるのになあ…」と思うこともあります。

友人と話している間に「OK」と思っている女性のイラスト。

極端に集中して、疲れて、の繰り返し

私は集中して仕事をしている反動で、極端に疲れてしまう時期もあります。

頭がいっぱいで夜眠れなくなったり、忙しさで余裕がなくなると過去のことを反芻して思い出しネガティブになっていることも。

パソコンに向かってもため息しかでず落ち込んでいたある日、後輩から話しかけられました。「集中力があるし仕事もできる先輩なのに、何か悩んでいることでもあるんですか?」
と質問されたのです。

何でも聞いてくれそうな優しい雰囲気が漂う後輩に、思わず本音が出てしまいました。

「集中力があるというより“やらなきゃ!”という強迫観念で動いているのかも…笑」

私は昔、働きすぎて急に倒れてしまうことも多々ありました。
ゆるやかに具合が悪くなるというより、気づかぬうちに疲労がたまっていて、急に過労状態に陥るのです。

多くの仕事のリストを見て困惑している女性のイラスト。

すると後輩のヒカルくんは「僕は集中力があまりないけど先輩の力になりたい。どうしたらいいかなあ?」と話してくれました。

実際、後輩のヒカルくんは逆に集中力が続かないことを悩んでいたし、私も隣の席に座って落ち着きがないのは薄々気づいていました。

互いの得意な部分を分担すれば楽になるかもしれないと思い、「それいいかも!無理に長い時間じっとしてる必要もないから、短時間でできることをたくさんしたら?」と提案しました。

私は動かないでじっとしていた方が楽だし、人と話さず集中したい時間が多いので、後輩に体を動かす仕事や、人と話す仕事を頼みたいと。

そしたら「先輩はデザイン業に集中してもらって、僕が細かな仕事を全部しましょうか?」と返事がきました。

後輩は「僕は集中力が続かないので短い時間で終わる仕事がいっぱいほしいです!」と言っています。

「先輩が無理に電話をとらなくてもいいように僕が対応します!コピーなども僕がしますよ!」とも話してくれました。

動かずに作業していると逆に気が散ってしまうらしく、短時間で終わる仕事をたくさん頼んでもらう方が逆に楽ということです。

他部署へ伝言を届けにいくのも気分転換になると言われました。
私はずっと誰とも話さずに黙って仕事をする方が楽なのですが、後輩は逆でした。

全部自分でやらないと、と悩んでいましたが、それぞれに合う仕事を話し合い、分担しました。

長時間かかる仕事と短時間で終わる仕事のリストを比較しているイラスト。

できるだけ頭を空っぽにすること

後輩の提案もあり、今はできるだけデザイン業に特化して動くことができています。

そして意識してリラックスする時間を設けることで作業効率も上がりました。

「長時間かかる仕事を少なめに受け持つ」ということができてからは気持ちがとても楽です。

1:無理に表情を作って受け答えしなくていい環境を

頭の切り替えが必要な他部署への伝言や電話対応は、得意な人に頼むことにしました。私は声の抑揚や表情筋が乏しく、自分では普通に話しているつもりでも「怒ってる?」と聞かれることもあり、無理にオーバーリアクションをとって空回りして疲れてしまうことがあります。「仕事しなきゃ!表情も作らなきゃ!」とやることが増えてしまい、頭がいっぱいで作業効率が落ちることもあったので、他の方に頼むことに。集中力が長く続くことを強みにして1つの作業に特化したことで、プロジェクト全体の進行がスムーズになりました。

2:自分が休憩したいときに休もう

私は長時間作業して、キリがいいところで休むようにしています。ランチの時間でも作業がノッているときは話しかけないでもらい、仕事を進めます。夕方になる前、お腹が空いたら遅めのランチを一人で取ることもあります。自分の時間軸で動き、1回の休憩を長時間取ることで快適さが増しました。

遅くまでランチを提供しているお店を見つけた喜んでいる女性のイラスト。

人と仕事をする上では、周囲の配慮が必要な場面もたくさんあると思います。

もし参考になりそうなことがありましたら、ぜひ周りの方に話してみたり、試してみてくださいね!

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ABOUT ME
西出弥加
1988年生まれ。ASD(自閉スペクトラム症)当事者です。グラフィック・WEBデザイナー、画家をしています。2019年にADHDの夫結婚し、二人で働くなかで経験してきたことやライフハックを発信します(^^)寝る時間が定まらないことが悩み。