職場にいる「苦手な人」との関わり方

会議室でラップトップを使って議論する2人のビジネスマン。職場での「苦手な人」との関わり方について話し合っている。

新しい環境に移り、心機一転「がんばろう!」と意気込んでいる方も多いでしょう。

しかし、自分にとって苦手な人が近くにいる場合、さまざまなシーンで苦労することになり、最終的に「こんなはずでは…」と後悔してしまう可能性があるため注意が必要です。

今回は、「自分の苦手な人」との関わり方について解説していきますので、興味をお持ちの方は参考にしてみてください。

個人的に「この人苦手だな」と思う人の特徴

人によって価値観や考え方はさまざまなので、一概に「◯◯な人は悪い人」「△△な人は良い人」とはいえません。そのため、以下では「個人的に苦手な人の特徴」について解説していきます。

【個人的に苦手だと感じる人の特徴】
・人によって極端に言動・態度を変える人
・余白のない言い方をする人

人によって極端に言動・態度を変える人

個人的に苦手だと感じる人の特徴として、「自分にだけ厳しく接する」「自分以外の人には甘い」というものが挙げられます。おそらく単に嫌われているだけかとは思いますが、実際に目の当たりにすると非常にモヤモヤしてしまうからです。

【僕がモヤモヤしてしまう主なシーン】
・同じようなミスをしたのに、自分だけ激しく注意される
・同じような成果を出したのに、自分だけ褒められない

あからさまに差別するような人(主に上司や先輩)とは一定の距離を保っています。また、どうしても会話しなければならないときは、基本的に心のシャッターを下ろしながら話すようにしています。

ただし、「どんな人にも同じ態度で接する」というのも無理な話で、僕自身そのような対応はできません。自分の上司に友達のような態度で接すると、非常に高い確率で注意されるためです。具体的には、「年下や目下の人にだけ厳しい人」「子どもや奥さんなど物理的に歯向かうことが難しい人にだけ強くあたる人」ともいえるでしょう。

余白のない言い方をする人

余白のない言い方として、主に以下のようなものが挙げられます。

【余白がなくなる言い方の例】
・「絶対」に◯◯だ
・「必ず」◯◯すべきだ
・あなたのやり方は「完全」に間違っている

上記3つの文章には、「絶対」「必ず」「完全」といった「断定的な言葉」が含まれています。

いずれも反論の余地を残さない言い方になるので、仮に「上司と部下」の関係にあった場合、部下の方はただひたすら謝り続けることになるでしょう。自己肯定感が大きく下がってしまうことになるので、余白のない言い方をよくする方とはなるべく距離を置くことをおすすめします。

多くの人々が行き交う職場の共用スペース。職場での「苦手な人」との関わり方について考えるシーン。

苦手な人と話すときに意識すべきこと

生きていると、自分にとって嫌いな人・苦手な人と会って話さなければいけないシーンが多々発生します。「仕事だから仕方ない」「古い付き合いだから邪険にできない」という場合、以下のポイントを意識しつつ話すようにしてみてください。

【苦手な人と会うときに意識すべきこと】
・表面上の付き合いに留める
・無理のない範囲でコミュニケーションを取る

表面上の付き合いに留める

前提として、会社は仕事をする場所であり、基本的にビジネスライクな雰囲気が漂っているのが通常です。周りの人とコミュニケーションを取るのは大切ですが、無理に仲良くする必要はありません。ただ、あからさまに邪険にするのも好ましくないので、基本的には愛想良く振る舞う必要があるといえます。

【愛想良く振る舞うことで得られるメリット】
・変に嫌われない
・ミスをしたときに助けてもらえる可能性がある

「明日退職届を出す」といった特殊な状況でない限り、直属の上司や先輩から嫌われてしまうのはなるべく避けなければなりません。難しいかもしれませんが、「媚は売らないけど可愛がられる後輩キャラ」を確立することが重要といえます。

無理のない範囲でコミュニケーションを取る

苦手意識を持っていると、ついその人を避けてしまいがちですが、なるべくコミュニケーションを取ることが大切です。僕自身「苦手だから話しかけたくない」と思うことが多々ありますが、勇気を出してこちらから話しかけるようにしています。そのとき、なるべく嫌味にならない程度に相手を褒めるように心がけています。

【コミュニケーションを取るときのコツ】
・普段から相手の良いところを探しておく
・会話が始まったらおおよその流れを把握しつつ、変にならないところで相手の良い部分に触れながら褒める

おべっかを使う必要はありませんが、「教え方がうまい」「ファッションセンスが良い」など、何か気づいた点があればさりげなく伝えてみてください。「そんなことはどうでもいいから」と軽くあしらわれてしまうかもしれませんが、よほど偏屈な人でない限りうれしく思うものです。そこから会話が弾んで関係性が良くなるケースも多いので、チャンスがあればぜひ試してみてください。

ラップトップを使ってディスカッションをしている3人の同僚。職場での「苦手な人」との関わり方について意見を交換している。

まとめ

苦手な人・嫌いな人の影響で、転職や休職、退職を余儀なくされてしまう方は決して少なくありません。ただ、これは逃げでも甘えでもなく、立派な「戦略」のひとつだと僕は捉えています。

もし職場の人間関係で悩んでいらっしゃるようなら、まずは身近にいる「信頼できる人」に相談し、何か問題解決の糸口がないか話し合ってみることをおすすめします。

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事務→営業→コンビニ経営→記事制作→MRサポートなど多様な仕事を経験しています。 人見知りかつ内向的なADHD・ASD混合型で、多くの失敗を重ねてきました。 過去の経験や現在感じていること、昔の自分に伝えたい内容を中心に各媒体で発信中です。