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ミスは0(ゼロ)を目指さなくてもいい?ミスと向き合うマインドとは

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2021.3.26

前回は特性によるミスの傾向と対策を見つけるコツとポイントをお話ししました。
でも、ミスをなくすのって本当にできるの?自信がない…という声も、きっと多いだろうと思います。そこで今回はミスに対してマインド面からお話ししていきたいと思います。

執筆:ぴーちゃん

ミスは0を目指さない、完璧を求めない

まず、大切なポイントとして「ミスは0を目指さなくてもいい」ということです。

もちろんミスは少ないほうがよいですが、完全になくすことは障害の有無にかかわらず不可能に近いことです。

ADHDの特性を持っているとついつい完璧を求めてしまいがちになる人も多いと思いますが、まずは少しずつ焦らずに1つ1つ問題解決をしていくことがなによりも大切なことだと考えています。

1回で解決しようとせず、「前よりもちょっとだけ改善」を心がけ、トライアンドエラーで少しづつ改善していくことを心の片隅に置いておきましょう。

”ミス=障害や自分のせい”と決めつけない

ミスの原因を考える際に気をつけたいポイントとして、すべてのミスを障害や自分のせいと決めつけることはなるべくやめましょう。

なぜなら、ミスの原因を冷静に考えることが難しくなるからです。

特性の影響でミスが起きていることも事実ですが、急いでいる、疲労が溜まっている、周囲が騒がしいなどなど、様々な環境や条件によってミスは起こりやすくなるものです。

過度に自分自身を責めるのも、精神的によくないので、なるべくやめましょう。

もし、どうしても自分を責めてしまい、そのせいで気分が落ち込んで生活に支障が出ている場合は精神科での診察やカウンセリングを予約することをオススメします。

発達障害を持っていると、どうしても自分を責めてしまいがちになりますが、解決策はきっと見つかるはずなので、できることから実践してみてください!

1997年生まれ。Webメディア・パレットーク所属のイラストレーター。主にTwitterでADHDや発達障害について4枚の漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。ADHDとうつでサバイブしてきた自叙伝 『ぴーちゃんは人間じゃない?』 書籍発売中
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