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仕事でのミスはどうやって対策するの?①

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2021.3.1

「仕事でミス」という言葉を聞くだけでドキッとしてしまう発達障害当事者の人は、私だけではない…ですよね?
日常生活だけでなく、仕事中の特性によるトラブルによってメンタルを崩してしまう人も多いです。

「怒られる」ことに対して過剰に恐怖を感じている発達障害の当事者はとても多いのです。

ミスを完全に防ぐことは、障害の有無に限らずすべての人にとって難しいことです。しかし、特性によって繰り返ししてしまうミスは対策を取ることができるかもしれませんよね。今回は、特性を持った人のミス対策を解説していきます。

執筆:ぴーちゃん

書き出す、色を付ける、ミスを可視化する

まずは「自分がやりがちなミスを書き出してみる」ことから初めてみましょう。

そのなかでも、特に目立つミスや回数が多いもの、そして自分が「直したい」と思うものに、しるしなどをつけてみましょう。

一度に全部のミスをなくすのではなく、しるしのあるものから対策を考えていくと取り組みやすいかもしれません。

焦らずにトライアンドエラーで対策を見つけよう!

次に、できなかったこと(ミスの内容)を「どうやればできそうか(できそうだったか)」を考えてみましょう。

具体的な例としては、特性を持った人の中でも多いのがスケジュールやタスクを忘れてしまう、というものがあります。

私がオススメしたいのは、LINEの予定管理botのリマインくんを使って、タスクなどをこまめにリマインドすることです!
そのほかにも、今はたくさんのリマインドアプリやカレンダーがあります。自分が一番使いやすいものを見つけてみてください。

また、「メモが苦手」という声もよく当事者の中で出てきます。

紙に書くことが難しければ、ケータイのメモ機能やボイスメモを使ってみるのはどうでしょう?

こちらも、やり方自体を変えていくことで自分にあった対策を見つけることができるかもしれません。

ここで大切なのが、「ミス対策はトライアンドエラー。無理のない範囲で考えてみて、一度で改善されなくても落ち込まなくて大丈夫!」ということ。もう一度考え直してみて、自分にあった対策を見つけていきましょう!

大前提として特性やミスの傾向は人によって様々。なので今回のポイントをヒントに自分にあった対策方法を見つけてみてほしいと思います。

1997年生まれ。Webメディア・パレットーク所属のイラストレーター。主にTwitterでADHDや発達障害について4枚の漫画やイラストでわかりやすく紹介しています。ADHDとうつでサバイブしてきた自叙伝 『ぴーちゃんは人間じゃない?』 書籍発売中
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