初めまして！ボクはトリプルマイノリティです！
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2023.12.25
パラちゃんねるカフェをご覧の皆様、初めまして！
ボクは、勝水健吾（かつみずけんご）と申します。
これからパラちゃんねるカフェでコラムを執筆するにあたり、今回の記事では、ボクの自己紹介を兼ねてボクの持っている「マイノリティ要素」について、簡単にお伝えできればなぁと思っております。
執筆：勝水 健吾 Katsumizu Kengo
ボクはボク自身の事をお伝えする時に「障害」と名のつくものとそうでないものがあるため、あえて「マイノリティ要素」とお伝えするようにしています。
その一つがセクシャリティで、ボクはゲイ（男性同性愛者）です。
近年、LGBTQとかセクシャルマイノリティとか様々な表現で理解がすすんでいて、多様なセクシャリティがあるということが広く知られるようになり、もちろん「障害」ではありません。しかし、生きていく上でまた社会生活を営んでいく上で「障害」になることがあります。
ボクは物心ついた頃から男性の事が好きでしたし、それは「好き」と言うだけでなく「愛情」とか「性愛」と言う意味でも男性が好きでした。
もう一つのマイノリティ要素は「身体障害者」です。
障害の区分は「免疫機能障害」なのですが、皆さんご存知でしょうか？この障害を。「身体障害」と言うと、手足が欠損していたり麻痺があったり、そんな障害者をイメージされる方が多いのでは、と思います。ボクの抱えている「免疫機能障害」というのは「HIV感染症」と言う病気による障害のことを意味しています。
HIVと言う単語を聞いても、いまいちピンとこない方が多いのかもしれませんが「エイズ（AIDS）」と言う単語を聞けば、納得していただけるかと思います。HIVというのはウィルスの名称で「ヒト免疫不全ウイルス（Human Immunodeficiency Virus）」の頭文字をとっています。HIVに感染し免疫機能が低下することで健康な人であれば感染することのないウィルスや菌、カビなどに感染してしまい病気を発症した時に「エイズ」と言う疾患名になります。
今は、抗HIV薬と言うお薬を服薬していれば、体内のHIVを極限にまで抑え込むことができ、エイズの発症を抑えることができるようになりました。お薬さえ飲んでいれば、平均寿命まで生きられると言われていますが、寿命が伸びたことで生活習慣病や老化による疾患とのお付き合いが必要になってきました。
さて最後のマイノリティ要素は「精神障害者」です。
現在は双極性障害の診断で治療を受けていますが、30代はじめの頃、初めてメンタルダウンを経験した頃は「うつ病」の診断で治療を続けていました。投薬とカウンセリングを継続していたのですが、一進一退、１～２年に１回程度は大きくメンタルダウンをする、と言う事を繰り返していました。ある事情で通院するメンタルクリニックを変えることになり、その時の主治医との相談で、服薬しているお薬を一度見直すことになったのですが、その際に躁転を経験し、40代初めの頃に双極性障害と診断されました。
ボクの場合はⅡ型と呼ばれていて、うつの症状がメインの双極性障害です。しかし双極性障害なので躁の時もあります。双極性障害の何が嫌か、自分で自分が嫌になって辟易するかというと、躁であれうつであれどっちも厄介なんです。本当に。その点に関しては、今後、ゆっくり語らせてもらいますね。
さて、そんなボクですが、高校を卒業してから医療短大に入学し理学療法士の資格を取得しており、医療機関などで働いてきました。途中、理学療法士養成校の教員をしたり一般企業の出版関係のお仕事をしたりと、様々な仕事を経験してきました。
また、仕事をしながら社会福祉士の資格をとったり大学院（修士課程・博士課程）に入学したり、産業カウンセラーの資格をとったりと、なんとまあ忙しい人生を歩んできました。
現在は個人事業主としての産業カウンセラーの資格を活かし、心理カウンセラーとして活動しており、このお仕事は「ボクの仕事人としての集大成」と思い取り組んています。
このコラムでは
・セクシャルマイノリティとしての視点
・身体障害者としての視点
・精神障害者としての視点
・理学療法士としての視点
・社会福祉士としての視点
・産業カウンセラーとしての視点
という、多岐に渡る視点から皆様にお伝えしたいと考えております。
どうぞこれから、よろしくお願いいたします。
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