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統合失調症を再発させないために!日常生活で気をつけていること

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2023.7.12

統合失調症と心疾患を患う私は、体力やバイタリティがありません。

そんな私が日常生活の中で、病を再発させないように特に気をつけていることを、今回はご紹介します。

執筆:大福 麦子 daifuku mugiko

統合失調症は寛解はするけれど、一般的には完治しない病気と言われています。

寛解とは、病気が治ったわけではないけど、症状が一時的に消えて安定している状態のことです。

統合失調症を抱えて生きることは、一生再発を予防をする必要があります。

何度か大きな再発を経験している私は、再発をさせないことを生活の第一においていると言っても過言ではありません。

今回は統合失調症と心疾患を患う私が、統合失調症を再発させないために、日常生活で気をつけていることをご紹介します。

通院・服薬を続ける

再発防止に欠かせないのは通院と服薬です。

私はまだ病気を受け入れられなかった時期に、勝手に通院と服薬を中止し、再発をしてしまった痛い経験があります。

再発予防で一番大切なことは、当たり前のようですが、定期的な通院と服薬をきっちり続けることではないでしょうか。

逆に言えば、通院と服薬さえ続けていれば、安定した生活を送れる可能性がとても高くなります。

薬を飲むことに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが、私は再発してから寛解するまでの辛い時期を考えると、再発するよりは一生薬を飲む方が楽かもしれないと思っています。

睡眠不足をつくらない

私の経験上、睡眠不足は再発を加速させます。

ストレスと睡眠不足は万病のもとなので、普段から寝不足をつくらないように気をつけ、再発を予防することが大切です。

どうしても夜に眠れない時や忙しい時は、翌日の昼間に眠れるように、私はスケジュール管理をしています。

まとまった時間が取れない時も、10分でも20分でも良いので、空いている時間にベッドで横になり目をつむるようにすると、体が少し楽になります。

詰めすぎないスケジュール管理

再発の原因になりやすいのは、疲れをためることです。

特に私は体力やバイタリティがないので、スケジュールを詰めすぎないように管理しています。
・用事は1日2件まで。
・2日連続で外出しない。

など、自分なりのルールを設けて、スケジュールを管理しています。

それでも用事が重なってしまったり、連続して外出しなければならない時がありますが、そういう時は、次の日にしっかり休めるようにリソースを確保しておきます。

体力については、なるべく無理はしない守りの姿勢です。

疲れたら休むのは基本ですが、疲れ自体をためない工夫が大切だと実感しています。

統合失調症の回復途中は一進一退の時期が続く……

今回紹介したのは、あくまで現在寛解している私の場合です。

統合失調症の回復途中の方は、少しの疲れがもっと大きく翌日に響いたり、寝てばかりいるはずなのに、体調が上向かなかったりと、一進一退の辛い時期が長く続いているかもしれません。

回復するまでは、どうしても焦って自分のキャパより動きすぎてしまったり、自分が思っている以上に動けなくて落ち込んでしまったりしまいがちです。

すぐには動けるようにはならないかもしれませんが、今いる環境で一日一日を過ごすだけで立派に前に進んでいます。

目の前の一歩の積み重ねが回復につながっていくと信じて、休養したり、日常を過ごしたりすることに専念しましょう。

今の自分に合った日常生活の送り方を、皆さんも見つけてみてください。

統合失調症を患う2児の母です。日々病と向き合いながら、不登校の長女、境界知能の次女、健常者の夫と暮らしています。他に心疾患があり、少ない体力とバイタリティの中で何ができるか模索中。趣味はカフェ巡りと映画鑑賞。2022年9月よりwebライターの仕事をゆる~く始めました。

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