真似してみよう、身近な人の良いところ
コミュニケーション上手な人は何をしている?
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2023.6.7
あなたは身近に尊敬できる人がいますか?
こう聞かれて全くいないと答える人は少ないかもしれません。
相手をよく知ると良いところは必ずあります。
今回は身近な人の良いところを真似する方法と、注意したいことについてお話しさせていただきます。
執筆:タカツキミドリ
私は発達障害とその他精神疾患を持っています。性格は昔から内向的で、テンションも低め。いつも明るい性格の人に憧れてきました。
そんな性格のせいか、私の周りには何故か明るい人が多い印象です。自分にはないモノを求めているのかもしれません。
聞いてみるとコミュニケーションに悩んだことがない人もいて、そんな人もいるのかとショックを受けました。
周りに自分と反対の性格の人がいると自分の暗さが際立ち、特に中学生の時はそれがひどくコンプレックスになっていました。
それから年月が経ち、ふと「周りにコミュニケーションが得意な人がいるということは、身近にいいお手本がいるということだ」と思い至ります。
そこで身近な人の良いところを真似するようになりました。
好きじゃない人からも吸収する
その中で気がついたのは好きな人の良いところを真似するのはもちろん、好きじゃない人からも吸収すべきところがたくさんあるという事実です。
自分が何か嫌だと感じている相手は、実は自分にないモノを持っているからかもしれません。
好きじゃない人にも必ず長所はあります。
自分の「嫌い」という感情は置いておいて、なぜこの人はいつも堂々としていられるのかと冷静に分析するようになりました。
するといつもその子から友達に話しかけているな、とか身振り手振りが大きくて感情がわかりやすいな、など参考になるところが多く見つかりました。
観察するときに注意したいところ
私は身近な人からいろいろな良い面を学びましたが、人を観察する中で気をつけなければいけないと思ったこともあります。
それはいかに自分が身近な人や自分の性格を決めつけていたかということ。
「自分は暗い」
「あの子は明るい」
「いいな。自分は反対だ。光と影みたい」
そうやって立ち位置を勝手に決めていました。
でも本当はそうじゃない。
中学生だったある日、いつもなにかと嫌味を言ってくる女の子に
「いいな、ミドリは友達がたくさんいて」
と言われたことがあります。
明るくていつも人に囲まれていたその子が、そんなことを言うなんて意外でした。
大人になり、もしかしたらあの子も、私に対して自分にはないモノを感じて憧れたり嫉妬したり、自分と同じような感情を抱いていたのかもしれないと思うようになりました。
【まとめ】何事も決めつけない方がいい
何が言いたいのかというと、身近な人の良いところは真似しても良いけど、自分の持っている良いところも必ずあるということです。
それと同時に物事は多面的であって、決めつけてしまわない方がいいということも学びました。
「自分は暗い
…かもしれないけどそうじゃないかもしれないし、それが良さかもしれない」
そのくらいの曖昧なものだと思います。
ちなみに親や幼馴染からは「ミドリは全然暗くないでしょ!」と笑われます。
一番自分を決めつけているのは自分かもしれないと思いました。