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インタビューで聞いた逆算思考

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2024.2.26

何か目的に辿り着きたい時、あなたは普段どういう目標の立て方をしていますか?
私はつい今いる現状からできることを考えてしまいますが、それでは一向に未来が明るく想像できないことがよくあります。今回は私がインタビューをさせていただいた人の中で、勉強になったと思った方の意見をお話ししていこうと思います。

執筆:タカツキミドリ

私は普段個人でインタビュー活動をさせていただいているのですが、その中ですごく参考になる意見を言ってくれる人がいました。

その考え方が逆算思考です。
普段私は自分が今いる場所からできることを探していき、そこから順番にできることを積み上げていく方法をとっていました。

しかしこれだと体調不良の時に、自分が何もできないと思い詰めてしまうようになりがちです。

今の自分が健康じゃないと、将来まで想像できなくなってしまうんですね。
今現在、未来が暗いと思っている人はこの考え方をしているのではないでしょうか。
しかしインタビューをさせていただいた方は、逆算で考えるとおっしゃっていました。

まず最終目標を決める。
そこに行くには今何をするべきか決めていくという流れです。
この方法なら具体的な行き先が決まっているので、余計なことも考えずに済みます。

人は目標がハッキリしているほど目標を達成しやすいという特性があるようなので、難しいと感じているものほど逆算思考を使うといいかもしれません。

その方が言っていたのは、長期目標と短期目標の両方を設定するとのことでした。
長期目標はずっと変えず、短期目標は2週間くらいで見直します。
これなら今の自分ができる範囲で目標に近づくことができ、その日の体調に合わせて目標を変えることができます。しかも大きな目標から軸がブレません。

私も早速真似してみようと思い、スケジュール帳に長期目標を書きます。
あまり先のことは想像できませんが、こうなっていたらいいなくらいの希望を書いておくイメージです。

私は当面体調が安定するといいなと思っているので、長期的にライターの活動ができるような希望にしてみました。

そこからその未来になるにはどうすればいいかひと月ごとの目標を立てますが、これもあまりにハードルが高いと挫折感につながってしまいます。
私の直近一か月の目標はまず「疲れたら寝る」ことです。簡単なようでやりたい仕事が入っていたりすると難しい目標です。

【まとめ】

小さい目標と大きな目標を設定するのは今の自分を近くで見る視点と、大きく引いて全体から見る視点の両方が必要なので現在地の把握にいいのではないでしょうか。
冷静に自分を見られなくなってしまったときに目標を見直すことができる逆算思考は、考えが煮詰まってしまいやすい発達障害の人におすすめで、いいことを聞かせてもらったなと思いました。

1987年生まれ。発達障害(ASD)小さい頃から絵や文章を作ることが好きで、現在はwebライターとして働いている。趣味は神社仏閣散策、写真撮影、書道。夢は日本中の温泉地を旅すること。

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