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自分の力が及ばない所はほっとく精神

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2023.11.20

他人に嫌われているかもしれない、自分のことが正しく伝わっていないかもしれない。そんな気持ちでいっぱいになって、何も手につかなくなったことはありませんか?

私も前まですぐにそんな気持ちになっていたのですが、今心に決めている事は「自分の力が及ばない所はほっとく精神」です。今回はそんなお話をしていきます。

執筆:タカツキミドリ

自分が言ったことが誤解されてしまう。もしかすると嫌われているかもしれない。

発達障害やうつ病があると、こんな気持ちになる事がありますよね。

私も発達障害を持っていて二次障害もあるので、人に嫌われているかもしれないと思って気持ちが塞ぐことがあります。

あの時こうしていればもっと違う結果になったのかもしれないと思い出すと、夜中に苦しくなることもしばしば。

しかし最近人の話を聞いていて気に入った言葉を心に留めるようになったら、少し気が楽になりました。

それが「自分の力が及ばない所はほっとく」です。

そもそも発達障害で感覚過敏を持っている人は、自分と他人の境界線を引くのが下手です。

自分のことじゃないのに人の悲しみを受け取ってしまったり、他人の言動に一喜一憂して気持ちが振り回されてしまいます。

健康な人でも他人の目は気になります。

しかし特に感覚が過敏な人だと他人の動きも自分のことのように受け取ってしまうことが。

そんな時少し冷静になって、この問題は自分でどうにかできるものなのかということについて考えます。

自分が頑張ってどうにかなる問題なら、自分は最大限の努力をします。

しかし自分がどんなに頑張っても、絶対に思い通りにならないものもあります。
それが他人の心です。

他人の心はその人のもので、よっぽどうまくやっても100パーセント思い通りになんていきません。

私は自分の無力さを痛感して、自分ができることだけきちんと頑張ろうと思えた時、この「自分の力が及ばない所はほっとく」という言葉を少し飲み込めた気がします。

人が思うことは自分が思っていることの範疇にないと考えて正解だと思います。

よく自分は「他人の気持ちが読めてしまう」と考える人がいるかもしれませんが、一個一個確認していないのですから実は当たっていないことの方が多いものです。

二回連続で当たったからといってすべての考えが読めると思ってしまいますが、偶然が重なっていたりするだけなので十分ではありません。

【まとめ】切り替えがうまくなることは難しいので焦らなくていい

自分が操作できることは実は思っているより多くありません。

限られた範囲の中で自分のベストを尽くしたら、後は天命に任せるという言葉通り放置して次のできることを考えていた方がいいかもしれない。

こんな感じで偉そうに言っている私ですが、切り替えが本当にうまくなるのはなかなか難しいのでもっと先かもしれないなとゆったり構えています。

1987年生まれ。発達障害(ASD)小さい頃から絵や文章を作ることが好きで、現在はwebライターとして働いている。趣味は神社仏閣散策、写真撮影、書道。夢は日本中の温泉地を旅すること。

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