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障害そのものより、相手や自分に攻撃的になることが問題という話

発達障害の私が考える原因と解決策

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2023.8.28

障害を持っていると普段健康な人が悩まなくていいようなことで悩みます。当たり前ができなくて、多くのストレスを抱えます。

しかし問題はその先。今回は障害そのものよりも、相手や自分に攻撃的になることについて話していきたいと思います。

執筆:タカツキミドリ

障害を持っていると、当たり前が当たり前にできません。

健康な人であっても、日々の生活は大変です。みんな頑張って努力して、不安を抱えながら生きています。健康だからといって毎日余裕で生きている人なんて、ほぼいないのが現実でしょう。

障害の中でも発達障害を持っている人は、この「大変さ」がすごくアンバランスです。

普通の人の予想もつかないようなところでつまずいて絶望したり、かと思えばすごく難しいとされていることを難なくこなしたり、だから誤解を受けることも多くなります。

人は発達障害の人を見ると悪い方に誤解をします。

手を抜いている、甘えている、誤魔化している。そう思われていると、人間関係もうまくいきません。

人間関係がうまくいかないと、どうやってもストレスがたまります。

その結果ほとんどの人が二次障害という形で、精神を病んでしまうようになります。私もその一人です。

でも長年病気を抱えていると、大きな問題は障害そのものよりも自分や第三者に攻撃しだすところから始まると感じてきました。

攻撃すると攻撃される

ストレスがたまると何に対しても否定的になります。

自分を理解してほしいという考えは、やがて自分が正しい、相手が間違っているという思考につながっていきます。

そして精神が病んでいるとどうしても考え方が極端になります。

普段なら許容できているはずのことができなくなり、相手への批判に向かってしまうことがあります。

しかし相手も自分も、どちらも悪くないけどトラブルが生まれることはたくさんあります。

こんな時に相手を批判して攻撃すると、職場で問題が大きくなります。結果的に社会的に見て自分が不利になる行動につながってしまうのです。

攻撃すると攻撃されるというのもよくあることです。

やはり自分を悪く言う人に、いい印象を持つ人は少ないでしょう。相手を攻撃する行為は、その場で直接的に反撃されなくても確実に自分の首を絞めるようになっています。

まとめ【攻撃よりも折衷案を】

相手が言うことにどうしても納得がいかないと思ったら、折衷案を出す方法があります。私はこう感じたけど、ここまでならできる、でもここはできないなど自分の意見と相手の意見をすり合わせていく行為です。

提案するには自分の中で何が許せないのかを把握しておく必要があります。怒りを感じたら一旦持ち帰り、怒りの内容を考え直してみるのも必要な行為かもしれません。

1987年生まれ。発達障害(ASD)小さい頃から絵や文章を作ることが好きで、現在はwebライターとして働いている。趣味は神社仏閣散策、写真撮影、書道。夢は日本中の温泉地を旅すること。

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