相槌だけでも大丈夫!会話が苦手だった私が話せるようになったキッカケ
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2024.2.19
こんにちは。あかいあおいです。
先日書かせていただいた「アウトプットが苦手」という記事で少し触れましたが、私は学生時代、挨拶をされても恥ずかしくて無視をしてしまったり、話を求められても満足に返事ができないくらい会話が苦手でした。
しかしそんな私も現在では人並みに会話できるくらいのコミュ力を手にすることができました。今回は私が会話への不安を減らせたキッカケやコツをご紹介させてください!
執筆:あかい あおい
相手の話を聞くだけでも会話は成立する!
中・高校生時代は同級生に声をかけられても無視をしてしまうほど、緊張しい・話すのが苦手だったのですが、相手の話を聞く(相槌をする)だけでも会話が成立することに気付いてから、会話への恐怖をグッと減らすことができました。
それに気付いたのは大学に入ったばかりの頃。入学したばかりということもあって、当時はとにかく色んな人から話しかけられていました。
話すのが苦手な私は「この後バイトだから」とか「次授業だから」など理由を付けて体良く話を断っていたのですが、ある日"このままじゃマズい…"と思い、とある同級生から話しかけられた時、少しだけ頑張って話してみることにしました。
当時の私としてはすごい勇気のいる行動で、"失敗して当然""ダメ元でチャレンジしてみよう"くらいの気概で挑んだのですが、なんと「へー」とか「そうなんだ」と相槌をしているだけでドンドン拍子で話が進んでいき、あっという間に小一時間が過ぎていました。
文字にすると素っ気なく見えるかもしれませんが、実際の会話は結構盛り上がっており、この時話した同級生とは未だに仲良くしています。
この会話をするまで、会話はお互いが意見を出し合うディスカッションのようなイメージでした。
そのため、話すのが下手な私は、つまらない言葉を発して場をしらけさせてしまうなとか、面白い返しができないから話し相手も楽しくないよなとか思っていたんです。
ですが、この人と話したことでその認識が一変し、その場にいるだけでも会話に参加してると思えるようになりました。
もちろんその同級生が、たまたま話すのが好きなタイプだったのだとは思います。ですが先のエピソードからかれこれ10年近くが経ちますが、今日まで出会ってきた人のうちの一定数は、話すのが好きだったり、単純に話を聞いてほしかったりする人だった印象があります。
私も未だに衝撃なのですが、「ほー」とか「へー」と相槌をしてるだけで会話になる人って意外といます。こういう話すのが好きか苦手か得意か下手かだけでも本当に色んな人がいるんだなぁと思わされます。
なので話すことに壁を感じている方には、ぜひ一度とにかく誰かと話してみてほしいです。正直話し相手がどういう人かは運だと思います。
私も相槌でなんとかなると思って話始めた同級生と話が続かず、授業1コマ分(90分)シーンとした雰囲気になって気まずかったり、話題を出そうとしたものの、話の内容が伝わらなくて「何が言いたいのかわからない」と大爆笑されたこともあったり…さまざまな失敗を繰り返してきました。
でも失敗を繰り返すことで、今更ながらに他人と会話する練習ができたんだと感じています。大学生でもコミュニケーション力はある程度取り返せたので、皆さんもぜひ試してみてください。
質問することで自分のターンを減らす
「相槌をしているだけでも会話になることを覚えた私は、その後色々な人との話に参加してみることにしました。そこで困ったのが質問をされた時の対処法です。当たり前の話ですが、会話をしていれば質問されるシーンも出てきます。
私も全く話せないわけではないので、細々とした質問であればひと言二言で返答できるのですが、あれやこれやと質問されたり、順序立てて説明しないと伝わりきらないような質問をされてしまうと困ってしまいます(これは未だに課題です)。
そこで思いついたのが、質問されたら質問を追加して返事をして、自分のターンを減らす方法です。
どういうことかと言うと、例えば好きな食べ物を聞かれた時、「オムライスだよ!」など質問に答えるだけだと、「結構な頻度で食べるの?」とか「オススメの店教えてよ!」とかそれに続いてさまざまな質問が投げかけられてしまいます。
そこで「オムライスが好きかな。学食のやつ美味しいよねー!」「Aさんは食べたことある?」といった感じで、適度に返答したうえで質問を追加します。
そうすると相手が質問に答えてくれるので、自分の話すターンを最小限に留めたうえで話の方向を逸らすことができるんです。
なんだか卑しい考え方だと思われるかもしれませんが、当時も今も私にとって会話するうえで1番の苦痛は自分の話している時間です。
コミュ障と呼ばれる人にもさまざまなタイプがいると思うのですが、私は会話は好きだけど話すのが苦手なタイプでした。
自分の話す時間が長ければ長いほど話を纏めるのが難しかったり、過呼吸になって恥ずかしい思いをした経験がこれまでいくつもあります。そのため自分の話す時間を短くすることが、話すことに対する負担を激減させる第2のキッカケになったんです。
未だに前述したような特性があるので、最近もこの方法にはよく助けられています。"困ったらとにかく質問する"という安心材料があるだけで大分救われるので、私のように話すのは好きだけど緊張して上手く話せないという人はぜひ試してみてほしいです。
注意点として、やり過ぎたり角が立つような言い方だと悪印象を与えてしまう可能性があります。どれくらいならOKかは人それぞれなので明確なことは言えないですが、私は最低限相手の質問に答えたうえでの質問なら特別悪印象は与えないかなと感じています…!
事前に話のネタを溜めておく
ちょっとした雑談程度であれば相槌や質問で乗り切ることができますが、そこそこの時間話していると、話を振られる瞬間は必ずきます。前述してきたように、私も相槌でやり過ごそうとしていたら長話に発展して話を振られてしまい緊張して恥ずかしい思いをしたことが多々ありました。そういった失敗から最近ではネタを溜めておく癖を付けるようにしました。
例えば面白いことがあった日は、ちょっとスマホを見る際にメモに残しておいたり、面白い物を見つけたらすかさず写真を撮ったりしています。そしてそれらをひとまとめにして、いつでも引き出せるようにストックしています。
緊張とは少し違うのですが、私はあまりTVやネットを見ません。加えてSNSも最低限、外出も滅多にしないし、趣味と言えば詩を書くことなので、そもそも緊張うんぬん以前に共通の話題がないんです。大分人と話すことにも慣れてきた頃、緊張がないと言えば嘘になりますが、そもそも会話がない、どうしたら話題を提供できるかなと思案した結果思いついたのが、ネタを溜めておくことでした。
ただ単に面白かった話をメモしておくだけでも有効ですが、写真を撮るのが特におすすめです。話題を提供できるだけでなく「これ見て?」という感じで視覚的にネタを提供できるので、私のように話すのが下手な人間にとっては非常に有効な手段です。
ちなみに私の場合は忘れやすい特性があるので纏めてますが、脳内で記憶できる人であれば、纏めるのも不用かと思います。最後のネタストックに関しては、緊張の有無に関わらずトークスキルとして有効かと思うので、色んな人に試していただきやすいかなと思います。
私は以上の三段構えで人と話すことへの壁を減らしてきました。未だに会話は苦手ですが、それでも初対面の人と最低限話せるくらいのトークスキルは身につけることができたと思います。
当時はこうしようとかああしようとか、段取りを立てて取り組んできたわけではないのですが、振り返ってみると意外と理に適っているなと感じて、今回書かせていただきました。話すのが苦手な人や、その周りの方々に届けば良いなと思います。
今回もお読みいただきありがとうございました!